今回は初心者向けにあいちトリエンナーレの音楽映像パフォーマンス作品を5つランキング形式で紹介します。
あいちトリエンナーレとは3年に1回開催される現代美術のイベントです。
名古屋の街中で同時に現代美術の作品が公開されます。
美術は面白そうだけど、現代美術はちょっと分かんないなあって思っている方も多いでしょう。
しかし、今の美術のトレンドは完全に現代美術です。
それもそのはず、綺麗な絵だったら写真でいいし、奇をてらった作品ももう昔のもの。
より個人個人の人間の内面や思想を物質化した現代美術の時代なんです。
この記事では、過去4回開催されたあいちトリエンナーレに全出席している僕が、初心者向けに分りやすい芸術作品を5つ選んでみました。
あいちトリエンナーレを現代美術の第一歩として楽しんでください。
あいちトリエンナーレ2019は2019年10月14日に閉幕しました
初心者向けあいちトリエンナーレの音楽・映像5選
初心者向けということで、あいちトリエンナーレに出展する作品の中で、出来るだけ分かりやすい音楽・映像作品をランキング形式で選んでみました。
1. サカナクション
僕が最も注目しているのはサカナクションのライブです。
普通のライブと違って、あいちトリエンナーレの作品のひとつとして発表されるのでひと工夫があります。
暗闇というコンセプトで、なんと会場の照明をすべて落として真っ暗な状態にてライブをするんです。
僕は音楽が好きでいろんなライブに行くのですが、真っ暗な状態で行うのは聞いたことがありません。
スマートフォンなどの発光体の使用も禁止されて、目立つ可能性のある服装も制限されています。
どんなライブになるか非常に楽しみです。
サカナクションの普通の講演と嗜好が違う、面白い講演になることでしょう。
場所 | 愛知県芸術劇場大ホール |
日程 | 8/7 (水) 8(木) 10(土) 11(日) |
時間 | 14:30開場 18:30開場 (8/7は夜公演のみ) |
値段 | S席 5,800円 A席 4,800円 B席 3,800円 |
チケットの予約はこちらから 終了しました。
2. 純烈
純烈も注目度が高いです。
今回の純烈のテーマは前川清と藤圭子であり、ふたりが愛した洋楽を純烈がカバーします。
1970年ぐらいの歌手や洋楽が好きな人には、非常に刺さる講演になると注目しています。
公式HPからチケットを予約する 終了しました
場所 | 愛知県芸術劇場大ホール |
日程・時間 | 9/15 (日) 開場15:00 9/16(月・祝) 開場14:00 |
値段 | S:¥6,500 A:¥4,000 B:¥2,500 |
3. 富田 克也
富田克也さんは空族(くぞく)という映像制作グループで活動しています。
「作りたい映画を勝手に作り、勝手に上映する」をモットーとしています。
その特徴はリアリティです。現地の取材を繰り返し、俳優ではない人をキャスティングして映像を作るため生々しいリアリティが生まれます。
なお、上に挙げた「典座」という映画がカンヌ国際映画祭に正式に出品されました。
今、大注目の映画監督だと言えます。
以下、公式HPからのチケット情報の引用です。
チケット情報
[8月9日(金)会場:ミッドランドスクエア シネマ]
特別オールナイト上映(終了しました)は別途チケットが必要になります。ご注意ください。[9月17日(火)会場:愛知芸術文化センター 12階 アートスペースA]
各回15分前開場・入場整理番号順でのご入場/180席/全席自由/上映開始後入場不可
◉国際現代美術展「1DAYパス」「フリーパス」にてご入場いただけます。愛知芸術文化センター(12階)アートスペースA会場受付にてご提示ください。「1DAYパス」は当日のスタンプが押された日のみ有効。複数日にわたりご覧いただく場合は「フリーパス」が必要になります。
◉上映日ごとに、その日の最初の上映の30分前から愛知芸術文化センター12階受付にて全ての上映の入場整理券を配布いたします。満席の際はご入場いただけない場合があります。
4. ネイチャー・シアター・オブ・オクラホマ+エンクナップグループ
アメリカの劇団「ネイチャー・シアター・オブ・
「ネイチャー・シアター・オブ・
なんとなく滑稽で脱力系な映像が癖になります。アメリカではカルト的な人気を誇っているとか。
エンクナップグループのパフォーマンスです。
バチバチに現代美術ですね。鍛え抜かれた肉体で軽やかなダンスを見せています。
今回の講演は、2つのグループによる西部劇をテーマにした合作です。
エンクナップグループの妖艶な表現がネイチャー・シアター・オブ・
公式HPからの情報をまとめました。
公演日 | 8月3日(土)19:00 8月4日(日)17:00 終了しました |
チケット料金 | 一般 3,500円 U25 3,000円 |
場所 | 名古屋市芸術創造センター |
5. 藤井 光
藤井光さんは日本のアーティストで、日産アートアワード2017でグランプリを受賞されたことのある実力者です。
日本の芸術家の中でもトップレベルであると言えます。
上の動画は現代美術を中心とした展示が有名な「森美術館」が投稿した動画です。
藤井光さんは森美術館でのイベントにも多く参加されています。
名古屋市美術館での展示です。
純烈など、あいちトリエンナーレで分りやすい美術を見に行こう!
絵や彫刻などの置物は理解しがたいことが多いです。特に現代美術だとなおさら。過去4回のあいちトリエンナーレすべてに参加している僕も正直半分以上理解不能です。
しかし、音楽映像パフォーマンス作品は分りやすいものが多いです。
今回はその中でもより分りやすい初心者向けの作品を選んでいました。
確かに近代美術は分りにくいですが、その理解しがたさが面白さの1つとも言えるでしょう。
その作品を作った経緯、背景をあれこれ想像して楽しむんです。
ぜひ芸術を楽しんでみてください!
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