この記事では、冬キャンプに使い捨てカイロをやめて、ハクキンカイロを持っていってほしい理由を紹介します。
- 冬キャンプに挑戦するんだけど、使い捨てカイロをたくさん持っていけば大丈夫ですか?
- ハクキンカイロってのもあるって聞いた。これはどんな感じ?
こんな疑問を持っている冬キャンプが初めての方に向けて記事を書きます。
早速の悲報ですが、冬キャンプに使い捨てカイロは無意味です。
使い捨てカイロで暖を取ろうと思っている方、寒すぎて死ぬ思いをします。
本当に寒い日に、使い捨てカイロがイマイチ温まらなかったなんて経験もあるのでは?
そこで僕がオススメするのが「ハクキンカイロ」。
ハクキンカイロは専用の燃料を使って発熱する繰り返し使用可能なカイロで、公式HPによると熱量は使い捨てカイロの13倍です。
今回は、今まで100回以上キャンプした僕が、ハクキンカイロの魅力を語ってみようと思います。
この記事でわかることは以下の4つ。
- 使い捨てカイロが使えない理由
- ハクキンカイロの基本情報
- ハクキンカイロのメリットとデメリット
- ハクキンカイロを使ってみての感想
この記事を読めば、寒さに震えることのない快適な冬キャンプに一歩近づけるはず。
それでは、解説していきます。
使い捨てカイロが冬キャンプに使えない理由
まず、使い捨てカイロの温まる理由を解説します。
使い捨てカイロは「鉄が水と空気中の酸素に結びついたときに発生する熱」を利用して暖を取っています。
つまり、使い捨てカイロの中身は「鉄と水」です。
他にも色々入っていますが、反応のキモは鉄と水なので、ここでは控えておきます。
気になる方はwikipediaを参照してください。
さて、ここから下が、使い捨てカイロが冬キャンプに使えない理由3つです。
- 氷点下だとカイロ内の水が凍って、鉄と反応しない
- 外が寒すぎると熱量が足りない
- 厚着をすると酸素が遮断されて、反応が止まる
使い捨てカイロが温まるキモは「鉄と水の反応」でしたが、寒いと肝心の水が凍って反応しません。
また、外が寒すぎると、使い捨てカイロが放出する熱量が少なすぎて温まらない。
さらには、冬キャンプで必須の「厚着」が酸素を遮断するため、鉄と水の反応が止まり、熱の放出も弱くなります。
こういう理由で、冬キャンプに使い捨てカイロは向いていないんです。

使い捨てカイロは冬ではなく、肌寒いなあくらいの季節に使うもの。
場所にもよりますが、10月くらいかなあ。
11月に入ったら、使い捨てカイロでは少し心細い。
ハクキンカイロの基本情報
さて、僕が推すハクキンカイロの基本情報です。
ハクキンカイロは繰り返し使えるカイロ。
燃料(ベンゼン)を入れて、ベンゼンと白銀の反応により熱を放出します。
熱量(カロリー)は使い捨てカイロの約13倍。
発熱温度も一定していますので、寒冷地や冬の野外のレジャー時に、非常に威力を発揮します。
一方で、熱量消費はほんのわずか。たった25ccのべンジンで最大約24時間保温できる燃費の低さです。出典:ハクキンカイロ
ハクキンカイロのHPにあるように、使い捨てカイロの13倍も熱量があり、さらには最大24時間保温されます。
サイズは僕の推すスタンダードで68×101×15(mm)と、お手持ちのスマホに15mmの厚みがある程度ですね。
重さは100g程度と、玉ねぎ半玉くらいで意外と軽量。
ハクキンカイロのメリットとデメリット
何にでもデメリットはあるので、まずはハクキンカイロの欠点から解説します。
デメリット
- 燃料(ベンゼン)を入れ、火で炙る必要がある
- 少しだけベンゼンの匂いがする
- 厚みがあるため靴などには入れられない
燃料(ベンゼン)を入れ、火で炙る必要がある
ハクキンカイロは使い捨てカイロのように、袋から出して即使えるわけではないです。
燃料(ベンゼン)をカイロの中に注いで、ライターなどで炙る必要があります。
ちょっと手間ですが、これは気にする必要もないかと。
なぜなら、補充と点火は数分でできるし、ハクキンカイロは24時間持続するから。
キャンプでも、明るいうちにハクキンカイロを温めておけば一晩暖かいままです。

ハクキンカイロは最初は火で炙って反応を促進させる必要があります。
けど、暖かくなる仕組みはベンジンと白銀の化学反応だから、安全だよ。
少しだけベンゼンの匂いがする
ハクキンカイロにベンゼンを入れるとき、どうしてもベンゼンのシンナー臭がします。
こればっかりは慣れるしかないですが、屋外で燃料補給をしたりすることでマシになります。
カイロとして使用しているときは、ベンゼンの匂いは全くしません。
厚みがあるため靴などに入れにくい
使い捨てカイロは薄いので靴などに入れられますが、ハクキンカイロはそれができません。
脇や太ももなど太い血管が通っているところを温め、体全体を暖かくするのがハクキンカイロの使い方です。
僕は、足の寒さはテントシューズを使うことで解消していますよ。
メリット
続いて、メリットです。
- どんなに外の気温が寒くても暖かい
正直、メリットはこの一点だけですが、これが絶大。
使い捨てカイロでは、ハクキンカイロの代わりはできません。
ハクキンカイロは唯一無二の存在とも言えちゃいます。
ハクキンカイロを使ってみての感想
ハクキンカイロを使ってみての感想を紹介します。
- 消耗品も手軽に手に入る
- メジャーな商品なので、困ったら情報が手に入りやすい
- ベンゼンもジッポオイルで代用可能
解説していきます。
消耗品も手軽に手に入る
ハクキンカイロの消耗品は、火で温める火口、ベンゼンを貯める綿、そしてベンゼンです。
火口は1〜2年で交換、綿は5年以上持つという交換頻度の低さ。
ベンゼンも冬キャンプに使うだけならワンシーズン余裕でもちます。
これらはAmazonやお近くのホームセンターで手軽に手に入れられます。
メジャーな商品なので、困ったら情報が手に入りやすい
ハクキンカイロは1923年に発明されて以来のロングセラー商品。
その分愛好家も多く、さらにはインターネットでいくらでも情報が手に入ります。
困ったらググれば答えが出るというわけですね。
ベンゼンもジッポオイルで代用可能
ハクキンカイロの燃料のベンゼンですが、ジッポオイルでも代用可能です。
ジッポオイルもコンビニなど色んな場所で売っているので、手軽に手に入りますね。
ただ、100均の安物オイルはやめておきましょう。
含まれている不純物が邪魔をして、発生する熱量が少なくなるようです。
ハクキンカイロのみんなの口コミ
ここでは、ツイッターでの口コミを見てみましょう。
やはり、キャンパーにも中々の人気です。
#ハクキンカイロ
— 松下健一 (@jk6war1) August 30, 2019
数年間冬前になるたびに買うか迷ってたハクキンカイロ。使い捨てと違い、環境にも優しいカイロ。愛着も湧くかと。ジムニーと一緒に今年の冬は活躍してくれるはず😊 pic.twitter.com/zAPytprph8
僕は3月下旬に『つぐ高原キャンプ場』で、夕方から-3℃になったキャンプを
— あつみん撮人(とりんちゅ) (@AtsumiN0901) August 27, 2019
mont-bellのダウンハガー800
Women’s#2と
コットと
サーマレストの銀マットと
ハクキンカイロ1つで乗り越えました(*・∀-)b pic.twitter.com/dT4Y4pB0J6
さあ、ハクキンカイロを使ってみよう!
ハクキンカイロが冬キャンプにオススメだとわかりましたか?
この記事でわかったことは以下の4つ。
- 使い捨てカイロが使えない理由
- ハクキンカイロの基本情報
- ハクキンカイロのメリットとデメリット
- ハクキンカイロを使ってみての感想
冬キャンプに挑戦してみたいけど、ちょっと怖いあなた。
ハクキンカイロを手に入れて、快適な冬キャンプに一歩近づきましょう!
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