
気を遣い過ぎでいつも相手の顔色を伺っています。
相手のことを考えているはずのになのに、損ばかり。
もう損はしたくないのでお人好しをやめたい。直し方を教えて欲しい!
こんな疑問に答えていきます。
あなたはお人好しですか?
結構な割合の方が、この質問はyesと答えるのでしょう。私たち日本人には波風を立てず穏便に済ますという文化が根付いています。
そのお人好しな性格、損を感じていてやめたいと思いますか?
この質問にもyesと答える方は多いはずです。今回の記事はそんな方向けの記事です。
僕は昔は相手の顔色を伺って過ごすタイプでした。
しかし、それに疲れてしまって試しにやめたら、人間関係は前よりむしろよくなったんです。
深い関係の友人も増えましたし、仕事だけの比較的浅い関係の人ともうまくやっていけていました。
とはいえ、「はい、明日からお人好しは卒業です!」と言われても無理です。
なので、今回はお人好しをやめる方法と心構えを紹介していきます。
この記事を読めば、あなたも損がなくなり気持ちの面も楽になり、明日からのびのびと生きていけるはずです。
【たった1ステップ】お人好しでいい人ぶるのをやめるのは簡単です
お人好しの直し方は「相手のための気遣いだけをする」です。
これがどういうことか解説していきます。
- 気遣いには2つの種類がある
- 優しすぎると損をする・騙される
- でも、嫌われたくない・・・
気遣いには2つの種類がある
そもそも、気遣いにはどんな特徴のものがあるか考えてみました。
- 相手のためにする気遣い
- 自分が傷つきたくないからする気遣い
お人好しな方は上記の2つの気遣いを混合しています。
このふたつをしっかり区別し、相手のための気遣いをすることが重要。
自分が傷つきたくないからする気遣いは、相手にも気を遣わせてしまいます。
気を遣い過ぎた結果は、「敵も味方もできない」という状況でしょう。
すっごく敵対する人はいないけど、かと言ってとても相性のいい人もいない。全員が「なんとなくよそよそしい人」になります。
気を遣い過ぎる人の長所は「相手のことがよく考えられる」です。
友達など相手の心理が分からなければそもそも気遣いもできませんしね。
その長所が、同時に短所にもなっているというわけです。

相手の気持ちが全く分からない人より断然立派だよ。
優し過ぎると損ばかり、騙される
そもそもお人好しの定義とは?
気のよい人。人を疑うことをせず、信じやすく騙されやすい人。「御人好し」や「お人よし」などとも書く。
出典:weblio辞書
辞書によると、気の良い人だけじゃなく、騙されやすい人です。
優し過ぎる性格では、相手を優先してしまって自分の好きなことができません。
「ここで断ったら、相手が嫌な思いしちゃうかな・・・」などと考えてしまって、お願いを断れないんですね。
自己犠牲の精神といえば聞こえはいいですが、そういう人は「都合のいい人」です。
このような性格の人は「詐欺」や「マルチ商法」に引っかかりやすいと診断されています。
その友人はお金を払うことなく逃げて来られたようで安心。

逃げられたのは運が良かっただけ。
押しに負けてお金を払ってしまう人も多いかもね・・・
嫌なことをいいますが、最も利用しやすい性格なんです。
今日、土曜日だから転職先から電話がこないなあ。金曜日は入れ違いのまま終わった。私は辞める会社に尽くしたところで良い様に使われて終わるだけなのに。
— お金持ちに拾われた 猫🐈 (@moconyan23) August 16, 2019
お人好しやめたい😭💓貴重な土曜日…
でも、嫌われるのは嫌だ・・・
嫌われたくない気持ちはわかりますが、全員から嫌われないようにするのは現実的ではありません。
2-6-2の法則というものがあります。
どんな集団でも、「2割は上位、6割は中位、2割は下位」の内訳になるというもの。
今回の例に言い換えると、「2割は好き、6割は無関心、2割は嫌い」ということになりますね。
これの面白いところは、嫌いの2割を切り捨てても再び2割の嫌いが生まれるということです。
仮に100人のグループがいたとしたら、「20人は好き、60人は無関心、20人は嫌い」となります。
嫌いの20人を100人から引いて、母数を80人にしてみましょう。
しかし、再び2割の嫌いが生まれると考えると・・・
「16人は好き、48人は無関心、16人は嫌い」となります。
嫌われる人を減らすと、好かれる人も減ってしましました。
これを繰り返していくと、全員が無関心な人になります。
嫌いを排除しても、人間関係はうまくいかないんですね。
再び言いますが、全員から嫌われないのは無理です。
嫌われることを受け入れることができれば、好きも減ることはありません。
相手のための気遣いができれば、その好きを大切にできますね。
お人好しをやめて自分の意見を言うことは、仕事でも恋愛でも楽になる
自分の意見を言うことは、双方にとっていい関係を作り出します。
自分の気持ちを押し殺さず本心が前に出すことで各々の個性が出てきます。
そうなると似たような個性がある人も見つかって、よく話すようになり、仲良くなれる。
自分のやりたいことを我慢して相手を優先させても楽しくない。
どちらかが依存するのではなく、双方の意見をバランスよく取り入れ、自分も相手も楽しい方がもちろんいいですよね。
いい関係を築くため、どんどん自分の意見を言っていきましょう。
お人好しを直した後の未来では、損は無くなります
お人好しを直せば損することがなくなります。その理由を解説していきます。
余計な疲れがなくなる
気を遣うという状態は相手を観察している状態です。
つまり、警戒している状態と同じなので非常に疲れます。できるだけ楽にいきたいですよね。
思い切って警戒を解いちゃいましょう。
仕事がやりやすくなる
気を遣わなくすると、仕事がやりやすくなります。
どういうことかと言うと、他人に助けに求めやすくなるということです。
仕事は一人ではできません。
ただ、気を遣いがちな人は人にお願いするのが苦手なはず。
頼ることができれば、仕事も円滑に進められますね。
また、NOを言えるようになると、余計な仕事も請け負わなくてよくなります。
誰だって、不本意な量の仕事を押し付けられたくない。
NOを言えるようになることはいいとこだらけです。
まとめ:自分のためではなく、相手への気遣いをすることが大切
相手のためになる気を遣いだけを厳選して行い、気楽に生きましょう。
お遊び上手な方が案外うまくいっちゃったりします。
他人よりまず、自分を大切にしてくださいね。
明日から少しだけでいいので、気持ちを切り替えていきましょう。
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