
就活をしてるんだけど、自己PRに何を書けばいいか分からない。
大してすごい体験もしてない。
旅行に行ったことはあるけど、これは自己PRになりますか?
こんな疑問に答えます。
大学生ならほとんどの人が就活に苦しむことになります。
今まではテストの点数で合否が決まっていたのに、いきなり面接ですからね。
あなたの強みを教えてくださいって言われても分からないのが普通です。
●自己PRでは旅行のエピソードで行動力・計画力をアピールするのが非常に有効
むしろ、友達と旅行に行ったときの話の方が親しみやすくていいかもしれない。
今回は、旅行が就活の自己PRで行動力・計画力をアピールできる理由と、実際の活用方法の一例を解説していきます。
この記事を読めば、あなたも旅行経験を活かして内定ゲットに一歩近づけるはず。
- 行動力:面倒な準備を完璧にこなし、旅行を実現した
- 計画力:計画を考え、行動に移し、旅行を成功させた
- 注意:面接官は自慢話を聞きたいわけではない
●この記事の信頼性として、当時の僕のスペックを書いておきます
- 留学経験は無し
- 学部時代に病気で1年留年した理系大学院生
- 研究内容とは全く異なる業種への就職希望
これで大手メーカー2社の内定をいただき、就活を終えました。
旅行経験は就活の自己PRで行動力・計画性をアピールできます
旅行経験は就活の自己PRの大きな武器になります。
行動力と計画力をアピールするのにもってこい。
- 行動力:面倒な準備を完璧にこなし、旅行を実現した
- 計画力:計画を考え、行動に移し、旅行を成功させた
その理由を解説する前提として、行動力と計画力とは何か考えてみましょう。
前提:そもそも行動力・計画力(実行力)って何?
実行力とも呼んだりしますが、ここでは行動力や計画力で統一します。
行動力とは何か
行動力とは何か辞書で調べてみました。
目的のために積極的に行動する力。
引用:goo辞書 https://dictionary.goo.ne.jp/jn/277249/meaning/m0u/
つまり、行動力は「目的」と「積極性」が同時に存在して初めて発揮できる力ということです。
- 行動力がある人→目的に向かって積極的に動いている
- 行動力が無い人→「目的」か「積極性」どちらか、もしくは両方が欠けている
計画力とは何か
計画力を調べてみましたが、計画力は造語だったので、「計画」の意味を書いておきます。
ある事を行うために、あらかじめ方法や順序などを考えること。また、その考えの内容。もくろみ。プラン。
引用:goo辞書 https://dictionary.goo.ne.jp/jn/66091/meaning/m0u/%E8%A8%88%E7%94%BB%E6%80%A7/
つまり、計画力とは「課題の解決」に向けて「準備」ができる力です。
- 計画力がある人→課題を成功させるための準備ができる
- 計画力が無い人→「課題の解決」か「準備」どちらかが欠けている
旅行できる = 行動力・計画力を発揮できる証拠
旅行できるということは、行動力、計画力がある証拠になります。
旅行においての行動力
さて、行動力とは「目的」と「積極性」が同時に存在して初めて発揮できる力でした。
色々調べて、予約して、荷物の準備をして初めて旅行に出かけられます。
まさに、行動力がある人間の証明です。
旅行においての計画力
計画力とは「課題の解決」に向けて「準備」ができる力でした。
計画無しでは行きたい場所には満足に行けません。
旅行プランを立てた時点で、計画力が発揮されていると言えるでしょう。
具体的に企業がどんな人材が欲しいのか確認
続いて、具体的に企業がどんな人材を求めているのか確認します。
Jobweb様のデータによると、企業は以下のような人を採用したいようです。
- 会社の利益に貢献できる人
- 自分で考えて行動できる人
- 自分自身の行動原則がある人
これをまとめると「自分の考えと自信を持って行動し、成功できる人」になるかと思います。
旅行したことある人は、計画を考え、準備万端で自信を持って行動に移し、旅行を成功させた人。
まさに企業が求める人物像です。

実際、旅行ってかなりダルいからね。
計画から実行まで、かなりの労力が必要。
でも、ただの趣味だし、世界を回ったわけでも日本一周したわけでもないし・・・
世界を回る必要も、日本を一周する必要もありません。
●僕が「旅行の罠」と呼んでいることがあります
こんなすごい体験をした、こんな危ない体験をしたと自慢したくなるんですよね。
聞いている方は「俺はすごいんだぞ!」と聞こえてしまいうんざりします。
面接官はすごい体験や珍しい体験を聞きたいわけではないです。
旅行地までの距離や旅行先の様子、どんな旅行をしたかは関係ありません。
そう考えると、いくらでも書きようがあると感じませんか?
どんな旅行体験でも、就活の自己PRの武器になるんです。
【例文紹介】私が実際に就活で使った自己PR
例文として、私が実際に就活で使った自己PRを一部載せます。もちろん旅行の話です。
私は計画力と行動力のある人間です。
台湾へのひとり旅を無事に成功させた経験があります。
以前から海外にひとり旅に行きたいと思っていましたが、なかなか行動に移せないでいました。
しかし、このまま行きたいと思うだけで終わらせるのはどうかと自問自答した結果、思い切って挑戦してみました。(行動力をアピール)
初めての海外ひとり旅だったので、どんな行動をとるか、どんな危険があるかを知人に聞いたり、本やインターネットを使って綿密に計画立てていきました。(計画力をアピール)
途中まではうまく行ったのですが、ある観光地でバス停の場所が分からなくなってしまいました。
事前に調べていた情報が古く、バス停の位置が変わっていたんです。
私の拙い英語で現地の人にバス停の場所を聞き、なんとかたどり着いて無事にホテルまで帰ることができました。(ミスからのリカバリーをアピール)
私はこの経験で、旅行を計画する計画力と思い切って旅に出たり助けを求めたりする行動力、さらには自分への自信や世界はこんなにも広いんだという知見を身につけました。(身につけた事柄アピール)
御社に入社しましたら、この計画力と行動力、そして思い切りの良さを仕事に活かし、日本に限らず世界中を舞台に御社の利益に貢献できると確信しております。(利益になるよアピール)
どうでしょうか、お手本のような文であんまり面白くはないですが、参考にして下さい。
僕が就活で役立った、読んでおきたかった本を紹介
僕が実際に就活をした時に使った本を紹介します。
まずは四季報。定番ですね。隠れた優良企業を探すのに便利。
例えば、有名どころですが、自動車メーカーのスズキより、自動車部品メーカーのアイシンやデンソーの方が会社規模は大きいし業界でも大手ですね。
「一般知名度 = 業績がいい企業」という事でもありません。
アメリカのゴールドラッシュで一番儲けたのは、夢見て金を掘っていた鉱夫ではなく、スコップや衣類を売った人やインフラを整えた人の方が儲けたということもありますからね。
業界図も一緒に持っていると、さらに有利。というか普通に読み物として面白い。
他のESの書き方とかマナーとかは…ネットで調べて大学の就活担当の科で数回練習しただけでしたね。必要ないかもしれません。
大学とかに頼れなくて、どうしても不安な方は以下の本が結構人気です。僕は読んだことありませんが…
後、僕は就活の時に読まなかったけど、読んでおけばよかった本を紹介します。
それはメンタリストDaiGoさんの就職本。
結局、面接は面接官との腹の探り合いみたいなところあるので、心理学的なテクニックが有効。DaiGoさんが分かりやすく解説してくれてます。
自己PRのための変な旅行をする必要はありません
自己PRのための変な旅行はする必要はありません。
パック旅行でも書きようはいくらでもあります。友人との国内旅行で十分です。
- 計画を立てて、計画通りに行動することの難しさを知った
- 1回目の旅行では行きたいところを詰め込みすぎて移動ばかりになって失敗した
- しかし、次の旅行ではその経験を生かして時間にゆとりを持って計画した
- 加えて、事前に渋滞しやすい道を調べておき、当日は避けて通るようにした
- その結果、1回目の旅行より数段時間を上手に使うことができて満足度も向上した
これで、失敗から学んで成功させることができる人間であるとPRできます。
繰り返しですが、面接官はすごい体験を聞きたいんじゃないんです。
むしろそんな尖った人間は使いにくそうで敬遠されちゃうかも。
なので、自己PRのネタ作りにわざわざ変な旅行をする必要はありません。
- 行動力:面倒な準備を完璧にこなし、旅行を実現した
- 計画力:計画を考え、行動に移し、旅行を成功させた
- 注意:面接官は自慢話を聞きたいわけではない
旅行を成功させた人間は、企業が求める人物像とばっちり一致します。
旅行で養われた能力や旺盛な好奇心、得た知見をしっかり整理して面接やエントリーシートに臨んでください。
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