東京の国立新美術館で2022年2月9(水)から2022年5月30(月)で開催している、メトロポリタン美術館展に行ってきました。
基本情報から混雑具合などレポします!
- 公式HP:メトロポリタン美術館展
- 開催場所:国立新美術館
- 開催日時:2022年2月9(水)から2022年5月30(月)
- アクセス:東京メトロ千代田線 乃木坂駅直通(6番出口)
- チケット:当日券か日時指定のオンラインチケット(一般2,100円)
- 混雑具合:土曜日の12時で当日券買えました
- 私の滞在時間:1.5時間
- 感想:規模は大きくないが、貴重な作品が多くて大満足
- ショップも入場券を買わないと入れないので注意
国立新美術館で開催中のメトロポリタン美術館展のレポ

西洋絵画の500年というテーマで、1400年代〜1900年代の絵画が国立新美術館に展示されています。
そもそもメトロポリタン美術館というのはニューヨークにある150年以上の歴史がある美術館です。
今回のメトロポリタン美術館展では、遠い遠いニューヨークに行くことなく選りすぐりの名画65点(中でも46点は日本初公開)が見られます。
実際に行ってみた感想や注意点
東京メトロ千代田線、乃木坂駅から直通で国立新美術館に入れます。少し外に出ますが、歩道の端の方は屋根があるため雨に濡れるのも最小限ですみます。
チケットは一般で2,200円。現金、IDなどの電子マネー、バーコード決済、クレジットカードが使えました。
混雑解消のため入場制限がかかっており、美術館としてはオンラインチケットの購入を推奨しています。
ただ、私は土曜日の12時ごろに行って当日券が買えました。
混雑具合は、快適まではいかないものの特に苦労もなく全作品をじっくりとみられる程度です。
1.5時間ほどかけて作品を見て、最後にショップでポストカードを買いました。ショップは入場券を買わないと入場できないので注意してください。
なお、ショップも電子マネーやバーコード決済、クレジットカードが使用可能です。もちろん現金も使えます。
美術展の楽しみ方と私のお気に入りの作品3つ
私なりの美術展の楽しみ方は、実際に行ってみて直感で気に入った作品を見つけて、あとで文化的背景は絵の意味などを調べる方法です。
絵画の意味や技法を覚えるのは大変ですから、このようになんとなく絵画に触れていけばいいと思います。
以下の3つが素敵だと思いました。「画家の名前:絵のタイトル」です。
- パウロ・ヴェロネーゼ:少年とグレイハウンド
- マリー・ドニーズ・ヴィレール:マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ
- アルフレッド・シスレー:ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌの橋
なお、真ん中のマリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュは唯一ポストカードが売り切れていました。
多分、人気投票したら相当上位に食い込むんだろうなって思います。
メトロポリタン美術館展の簡単な解説
メトロポリタン美術館展では西洋絵画500年の歴史を下の3つのテーマに分割しています。
- 信仰とルネサンス
- 絶対主義と啓蒙主義の時代
- 革命と人々のための芸術
ちょっと難しいので簡単に説明すると…
- 信仰とルネサンス(15~16世紀)
ルネサンスとは「再生」という意味。
ルネサンス以前の古典美術では「個性」や「人間性の解放」を大事にしていて、ルネサンスによってそれらが「再生」され、宗教中心の思想と置き換わった。
例:レオナルド・ダ・ヴィンチ:モナリザ(展示なし) - 絶対主義と啓蒙主義の時代(17〜18世紀)
絶対主義は絶対君主が主権を握る体制。啓蒙主義は先入観を取っ払い合理的に物事を考えよう動きこと。
絶対主義では貴族の肖像画や信仰心を高めるための宗教画が盛んで、啓蒙主義では華やかな作品が多くなった。女性画家も活躍し始めた。
例:ヨハネス・フェルメール:牛乳を注ぐ女(展示なし) - 革命と人々のための芸術(19世紀)
ヨーロッパ全土が近代化していった影響で文化が大きく変わった。
幻想的な風景を描くロマン主義、ありのままを描く写実主義、感じたままに描く印象派などが台頭してきた。
例:クロード・モネ:睡蓮(展示あり)
メトロポリタン美術館展で見られる有名な絵画を3つに絞りました。
- クロード・モネ:睡蓮
- エドガー・ドガ:踊り子たち
- ポール・セザンヌ:りんごと洋梨のある静物
特にモネの睡蓮は多くの方が知っているかと思います。
また、とてもよい解説動画がYouTubeにあったのでぜひ参考にしてみてください。
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