この記事では、日焼け止めがサンゴを破壊するという話と、あなたの肌とともにサンゴを守るために使ってほしい日焼け止めを紹介します。
2021年から、ハワイでサンゴを破壊する成分が入った日焼け止めの流通が禁止される
この事実、ご存知でしたか?
みんなの憧れのリゾート地、ハワイ。
ハワイの青く透き通る海で、泳いだり、ジェットスキーをする。
パラセーリングなんかも気持ちよくて最高でしょうね。
ダイビングやシュノーケリングをすれば、穏やかに泳ぐカメ、南国ならではのカラフルな魚なんかも見られるでしょう。
非現実的な体験があなたを待っています。
そんなハワイで誰もが使うものは「日焼け止め」ですね。
実は、世界中で一般的に流通している日焼け止めの多くにサンゴを破壊する化学成分が入っています。
お手元の日焼け止めを見てください。
例えば「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」が配合されていれば、それはサンゴを破壊する日焼け止めです。
肌を守る代わりにサンゴを破壊してハワイの海を汚すのは誰だって嫌。
ということで、サンゴに優しい日焼け止めで肌もサンゴも、一緒に守っちゃいましょう。
この記事で分かることは以下の3つ。
- ハワイをはじめとしたリゾート地で日焼け止めの規制が始まっている
- サンゴに影響のない日焼け止めを使おう
- 併用して使えるアイテム2つ
ぜひ、この記事を読んで環境に優しいハワイ旅行を楽しんでください。
それでは、解説していきます。
ハワイなど、リゾート地で日焼け止めの規制が始まっている
ハワイで「サンスクリーン法」が成立しました
2018年7月3日、ハワイで「サンスクリーン法」が成立しました。
この法律の内容は、「サンゴに有害な成分を含む日焼け止めの販売・流通の禁止」です。
下の化学論文の結果である「日焼け止めの成分、サンゴに悪影響だよ!」という主張を受け、法律を定めたようです。
情報源の論文(英語です)
参考:CNN ハワイの日焼け止め規制法が成立、サンゴ礁に有害な成分を禁止
禁止されるのは流通販売で、使用はオーケーだけど・・・
2021年から禁止されるのは、ハワイ内での「流通販売」です。
日本から持ち込んだ日焼け止めを「使用」することは、なんら問題ありません。
ただ、サンゴを破壊すると分かってて使用するのも嫌な気分ですね。
そして、今後は使用も禁止になる可能性は十分にあると、私は考えています。
だって、使用を禁止しなければ、サンゴの保護には不十分ですよね。
サンゴに影響のない日焼け止めを使おう
じゃあどうしたらいいの?
簡単なことで、サンゴに影響のない日焼け止めを使いましょう。
これはノンケミカルで環境に優しく、使い勝手もいいと評判です。
従来の日焼け止めと同等の性能(SPF50+、PA50++++)で、もちろん、ウォータープルーフ。
少々お高いですが、ベチャベチャに付ける物でもないし、環境を守るためと考えれば悪くないかと。
新しい日焼け止め使ってきたから感想メモ✍️コーラリリーはクリーム感強くてすごい白くなる。鏡ないと顔塗れないね。TAEKOは普通にアネッサとかみたいな感じで使い心地も○もちろん1diveごとに塗り直しますけど紫外線もちゃんとカットされてたようです🙆♀️私はTAEKOかな。 pic.twitter.com/1eRDnTahmw
— Ask☺︎ (@AK8353_mkk) May 27, 2019
4年間リピートしています。
余計なにおいがなく、変な油臭さもないので、嗅覚過敏な私でも気にせず使えます。出典:Amazon
日焼け止めと併用して使えるアイテム2つ
ウォータープルーフの日焼け止めといえど、海に入っても完璧に落ちません!というわけではありません。
やっぱり、細かな塗り直しや、他の対処法も並行してしたいところ。
というわけで、他にも使えるアイテムとして「ラッシュガード」と「飲む日焼け止め」を紹介します。
ラッシュガード
ラッシュガードは日焼け対策として着る、アンダーウェアや上着のこと。
下の商品は、水場で使うことを前提にしているため、紫外線カット機能(UPF50+)、乾きやすい素材、伸縮可能といった嬉しい機能がついています。
サーフィンとかで海にたくさん入るわけでもない方には、パーカータイプなのでゆったりしてて楽なのでオススメ。
飲む日焼け止め(賛否あります)
飲む日焼け止めは体の中から日焼けを防ぐ!という触れ込みで数年前から話題になっている物です。
ただ、飲む日焼け止め単体では効果が薄すぎるという意見が多いですね。
紫外線防止には、衣服や帽子、日傘などの物理的防御に加え、SPF30以上の日焼け止めと、汗をかいた際のこまめな塗り直しが重要であり、そのうえで、飲む日焼け止めを使うということであれば、副作用等なければ、それは別に構わないと考えます。副作用は少ないようですが、胃腸障害などが報告されています。
出典:肌のクリニック
いわゆる日焼け止めのような肌を紫外線から守る効果はないので、それらを目的に購入するのはやめましょう。
入っている成分は実際お肌に良いものが多いので、日焼けによる肌トラブルを防ぐために日焼け止めと併用して使うのは個人的にアリだと思います。
出典:peek a boo
うーん、使用するか微妙なところですね。
ただ、肌にいい成分が入っていたり、目や髪の毛など塗る日焼け止めが塗れないところにも効果的なのは事実。
個人的な見解としては、基本は塗る日焼け止め、ラッシュガードで日焼け対策をして、わずかな効果にも期待したい方は飲む日焼け止めも併用する感じでしょうか。
普段から飲み続け、効果が出るのが数ヶ月後からなので、試してみたい方は早めに購入するのが良いでしょう。
海で日焼け止めを使うなら、サンゴに優しいものを使おう
この記事でわかることは以下の3つでした。
- ハワイをはじめとしたリゾート地で日焼け止めの規制が始まっている
- サンゴに影響のない日焼け止めを使おう
- 併用して使えるアイテム2つ
ハワイといえばキレイな海とサンゴ。
知らず知らずのうちにサンゴを傷つけないようにしましょうね。

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