この記事では、アメリカのシカゴでレンタルバイクを借りて走る方法を、実体験からお教えします。
- シカゴでハーレーをレンタルしてルート66を走りたいけど、情報が少なくて分からない
- シカゴの運転事情が知りたい
こんな疑問に答えていきます。
シカゴは、アメリカ第三の都市と言われていて、大陸横断道路であるルート66の始点・終点である都市です。
そんなルート66をバカでかいハーレーで走りたい。
このようにロマン溢れる男たちがこの記事を読んでいることでしょう。
そこで今回は、実際にシカゴでハーレーをレンタルしてルート66の一部分を走った僕が、そのノウハウを伝授します。
この記事では以下のことが分かります。
- シカゴのレンタルバイク屋は「EagleRider」一択です
- シカゴ(アメリカ)でバイクをレンタルするときに必要なもの
- シカゴの道路、交通事情
- シカゴ・ハーレーならではの注意事項
- 僕が実際に走ったルート
この記事を読めば、憧れのルート66をハーレーで爆走することができるようになります。
僕は1700ccのroad kingというバイクを借りたけど、めちゃくちゃ大変だった。
大型バイクに慣れてない人は日本で練習したほうがいいかも・・・
それでは、解説していきます。
シカゴのレンタルバイク屋は「Eagle Rider」1択です
アメリカは車社会というだけあって、バイクはあまり走っていません。
レンタルバイクも盛んではなく、選択肢は「EagleRider」一択になるでしょう。
僕がバイクを借りたのはEagle Riderのシカゴ支店。
ちなみに、HPから事前に予約していったほうが良さそうです。
僕の前に並んでいた人が飛び込みだったみたいですが、追い返されていました。
Eagle RiderのHPからバイクを予約しよう
HPからの借り方を説明します。
まずはバイクを借りる場所と日程、何台借りるかを決めます。
オススメの支店はChicago支店。地下鉄の水色の線「Rosemont駅」から歩いていける立地の良さ。
次にどのバイクに乗るかを決めます。
僕は1700ccのRoadKingを借りましたが、非常に辛かったです。
僕のスペック↓
- 大型は教習車以来6年ほど乗っていない
- 250ccと400ccのバイクは普段から乗っていた
- 身長168cm、体重60kgと中肉中背
RoadKingは体がでかいアメリカ人向けに、身長180cm以上を想定して作られているらしいので、僕には大きすぎました。
次にオプションを決めます。
バイクモデル保証は、確実に狙ったバイクが乗れる保証のこと。よっぽど「RoadKingに絶対乗りたい!」って人以外はいらないかと思います。
破損免除オプションは車両保険みたいなもの。僕はVIPゼロ&全額破損免除の保険に入りました。
ロードサイドアシスタンスは24時間呼べるJAFのようなもの。お好みでどうぞ。僕はつけなかったです。
追加アクセサリーは、上は追加のバッグ、下はフルフェイスのヘルメットです。
他はわかりませんが、RoadKingとHeritageは最初から無料でパニアケースがついているのを確認しています。
ハーフヘルメットは無料で貸してくれます。
補足賠償責任は人身の保険のようなもの。僕は100万ドルの方に入りました。
Chicago Toll Packageは日本でいうETC。
有料道路を走るのに必要なETC車載器を貸しますということ。僕は無しでした。
レンタル内容を確認して、プロフィールを入れます。
支払い情報を入れて、予約完了です。
Eagle Rider店舗でのやりとり
EagleRiderはハーレーダビットソンの店舗内にあります。
お店に入って正面奥の受付がEagleRiderなので、予約してある旨を伝えます。
パスポート・クレジットカード・国際免許証の確認をした後は、契約内容に違いがないか・レンタル規約などを確認して数カ所サインします。
その後、ヘルメットを選び、バイクの説明を受け、出発です。
シカゴ(アメリカ)でバイクをレンタルするときに必要なもの
絶対必要なものと、僕があったらよかったなあって感じたものを紹介します。
絶対必要なもの
- 予約
- パスポート
- 国際運転免許証
バイクは事前に予約しておきましょう。パスポートと国際運転免許証は必要です。
日本の免許証は必要ありませんでした。
また、アジアでバイクを借りるとありがちな「パスポートをデポジットして預かる」ということはシカゴでは無いです。
できれば用意しておくもの
- 日焼け止め
- レインコート
- ゴーグル
- グローブ
8月中盤のシカゴで走りましたが、日焼けしました。シカゴは涼しい地域なのでひどい日焼けはしませんでしたが、対策するに越したことはありません。
1時間程度ですが雨にうたれました。大型バイクなので安定感は抜群ですが、濡れると不快です。
日差しが眩しいので、遮るためのゴーグルがあると安心。
大型バイクなこともあって、左手のクラッチが重いです。汗で滑ることもあるので、グローブがあると安心です。
シカゴの道路、交通事情
- 高速道路は「Toll」と書いてあるところは有料で、他の道路は無料
- そこら中で工事をしているため、渋滞にハマる
- 覚えておきたい道路標識・ルール
- ガソリンの入れ方
高速道路は「Toll」と書いてあるところは有料で、他の道路は無料
「Toll」は通行料金という意味で、有料道路の入り口には掲示されています。
僕は「Illinois Tollway」で有料道路がどこか調べて、避けるようにツーリングしました。
GoogleMapでも「有料道路を除く」設定にすれば無料道路でナビしてもらえますね。
旧Route66である55号線は無料。
僕はひたすら55号線を走っていました。
有料道路を使いたい方は、地球の歩き方を参考にしてください。
また、間違って有料道路に入っても7日以内なら「Illinois Tollway」から後払いできます
そこら中で工事をしているため、渋滞にハマる
僕がツーリングをした2019年8月で、下道で数カ所、55号線で1箇所工事をしていて渋滞しました。
砂埃もすごいので、目を保護する意味でもゴーグルは欲しいです。
覚えておきたい道路標識・ルール
Link-USAを参考にしてください。
間違えやすい・覚えておきたい道路標識は「one way(一方通行)」「no turn(右左折禁止)」「no turn on red(赤信号の右折禁止)」「wrong way(進入禁止)」あたりでしょうか。
覚えておくルールは、「左ハンドル・右側通行」「速度表示はマイル(1km = 1.6マイル)」「赤信号でも右折OK」「スクールバス」あたりです。
特に「スクールバス」は要注意。日本とルールが全然違います。
前方を走っている黄色いスクールバスが停車し、赤いフラッシュライトを点滅したら、後続車はその場で停止しなければなりません。 また、対向車線でバスが停車した場合も、バス側面に”STOP”のサインが表示されるので、 停車してバスが走り出すまで待機しなければなりません。
出典:Link-USA
100マイル(160km/h)出す野球のピッチャーは超一流のトッププレイヤー。
そう考えると、1マイル=1.6kmは覚えやすいね。
ガソリンの入れ方
ガソリンの入れ方はとっても簡単ですが、アメリカで発行されたクレカしか使えない可能性があるので、現金払いが確実です。
ガソリンスタンドに着いたら、給油機の番号を確認して、お店の中に行きます。
お金を渡して「No. ◯, full please.」といえば満タン給油です。
給油機に戻って、「93(ハイオク)」のボタンを押して給油。
給油が終わったら店に戻り再び給油機の番号を伝えれば、お釣りがもらえます。
ハーレーならではの注意事項
- めちゃくちゃ重いです
- 低いギアでのアクセルのふかしすぎでウィリーに注意
- エンストは多分しない
めちゃくちゃ重いです
僕が借りた1700ccのRoadKingは400kg程度と重いです。
スズキの大型バイク「ハヤブサ」で266kgなので、比較するとその重さが分かるでしょう。
動き出しちゃえばその重さは安定感に変わりますが、停車するときに片足で支えるのは非常に辛いです。
車両を起こして両足でバランスをとりましょう。
低いギアでのアクセルのふかしすぎでウィリーに注意
これは店員さんに注意されたことです。
僕が大型バイクに慣れていないのを知って、低いギアでのアクセルのふかしすぎを注意してくれました。
でも、実際はウィリーするほどアクセルを吹かすことはなかったですね。
大型バイクで僕もビビってたからね。
超慎重に運転してた。
エンストは多分しない
低速がしっかりしているので、エンストは多分心配ありません。
慣れちゃえばSSのバイクとかより「ツーリング向きの走りやすいバイク」であることが分かるでしょう。
でも、僕は渋滞のとき一回だけエンストしました。
油断した!
僕がハーレーで走ったルート
僕がシカゴで実際に走ったルートを紹介します。
EagleRider → バスプロショップ →ポンティアックの宿 (1泊)→ ポンティアックの街 → バスプロショップ → EagleRider
まずはEagleRiderのお店です。ここからスタート。
バスプロショップ 。釣り、ハンティングを中心とした、ものすごくでかいアウトドアショップです。
ポンティアックのルート66の壁画。かっこよすぎる。
まとめ
僕がこの記事でまとめたことは以下のことでした。
- シカゴのレンタルバイク屋は「EagleRider」一択です
- シカゴ(アメリカ)でバイクをレンタルするときに必要なもの
- シカゴの道路、交通事情
- シカゴ・ハーレーならではの注意事項
- 僕が実際に走ったルート
アメリカでハーレーに乗りたい、冒険心旺盛なみなさま。
ぜひ、僕の経験をもとにして最高の体験をしてください。
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