キャンプ中の遊びを考えています。
子どももいるので、簡単で面白いものがいいです。
何かないでしょうか?
こんな疑問に答えます。
お子さんとキャンプに来ているご家庭は、飾り炭を作ってみることがオススメ。
木や花、果物が炭になる様子は子供の知的好奇心をガンガン刺激するので、飾り炭作りは知育にぴったりです。
レンコンの飾り炭とかは大人の自分でも面白い形だなあって思う!
この記事でわかることは以下の2つです。
- 飾り炭の作り方
- なぜ炭ができるのか
炭ができる原理を覚えていって、飾り炭づくりの時にお子さんに説明してあげてください。
なお、飾り炭はお役立ちの炭ではありません。
あくまで「飾り」や「炭を作ることを楽しむ」ことに重きを置いています。
飾り炭の作り方を解説
飾り炭を作るのは超簡単で、100均のものだけでオーケー。
手順を解説していきます。
飾り炭を作る手順
●用意するもの
- 蓋付きのスチールやブリキの缶
- 原料(木や果実などの有機物)
- キリなど、缶に穴を開けるためのもの
- 火
缶も原料も100均やその辺に生えている雑草だけで揃えられます。
●作成手順
- 缶の蓋に一箇所5mm程度の穴を開ける
- 缶の中に材料を入れ、蓋を閉めて中火にかける
- 煙が出てくるので、何もせず待機
- 煙が止まったら火を消す
- 空気穴を石か何かを乗せて塞ぎ、触れる程度に冷えたら完成
●実際に作成した様子
私が原料として用意したものの一覧です。
- 100均の木製オーナメント
- ドライフルーツ(オレンジ)
- 稲穂
- 100均の黄色いドライフラワー
- 庭に生えてたつくし
- ノゲシ
- ヒルガオ
まず、缶に割り箸の太さくらいの穴を開けます。
二酸化炭素が放出される空気穴です。
原料を並べます。多少なら重なっていても大丈夫です。
蓋を閉め、火にかけます。火の大きさは中火くらい。
すぐにものすごい煙が出てきます。
室内で作成する場合は換気はしっかり行ってください。
15分くらい経つと煙が出なくなります。そうなったら火を止めます。
空気が入ってしまうと火が上がるので、穴を塞ぎます。
私はアルミホイルを使いましたが、なんでもいいです。
触れるくらいに冷えたら完成!
見事にできていましたが、ヒルガオは細かったためか消えて無くなっています。
トレイに移すとこんな感じ。
稲穂のヒゲもしっかり炭になっています。
並べてみました。細いノゲシは簡単に崩れてしまったので、花がバラバラになってしまいました。
もっとしっかり考えて作れば、芸術的なものが作れそうです。
かわええ(*´艸`*) 蓮根とかパプリカとかで飾り炭作る人もいるよね。 pic.twitter.com/Ew2492GJXz
— TJ (@passionTJ) May 5, 2019
飾り炭を作る時の注意点
- かなり煙が出る
- 火傷に注意
かなり煙が出る
加熱時にかなり煙が出ます。
キャンプ場で作るなら構いませんが、室内で作成するときは注意してください。
換気扇じゃ全く追いつけないくらいの煙が出ます。
自宅など室内でやるのはオススメしません!
火傷に注意
直接火にかけているわけですから、缶はとても高温になります。
お子さんと炭を作る際は、目を離さないようにしてください。
炭ができる原理の説明
お子さんに原理を聞かれたら答えられるようにしましょう。
端的に言うと「ガスが抜けて炭(炭素)だけ残る」です。
●炭ができる原理
木炭や竹炭の原料を空気が少ないところで加熱すると、300℃くらいから急激に組織分解を始め、二酸化炭素などの揮発分がガスとなって放出され、炭ができると言われています。
炭になるものや適したものの条件
炭を作るのに適した材料の条件は以下の通りです。
- 水分が少ない
- ある程度太さがある
- 形が面白い
水分が少ない
炭を作る過程で、原料に含まれる水分は水蒸気として放出されます。
つまり、水分が多ければ多いほど炭がスカスカになって形が崩れやすく、取り扱いが難しくなります。
木製のオーナメントや乾燥した松ぼっくり、ドライフルーツがいいでしょう。
ある程度太さがある
水分が少ない原料を選んでも、炭は炭。とても脆いです。
細いと持ち上げただけでボロボロと崩れたりします。
形が面白い
飾り炭なので、形がおもしろい方がいいです。
100均で売っている木製の置物、輪切りのオレンジ、花などおもしろいと思います。
まとめ:空き缶と松ぼっくりなどで飾り炭を作ってみましょう!
この記事で紹介したことは以下の2つでした。
- 飾り炭の作り方:密閉して火にかけるだけ
- なぜ炭ができるのか:水分が飛んで、炭素だけ残る
飾り炭、結構楽しく簡単に作れました。煙がすごく出るので、室内で作る場合は換気は必須です。
ハンドメイドは楽しいので、お子さんの自由研究とかにも良さそうです。
次は・・・折り鶴や木彫りの熊とか試してみようかな。
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