台湾でレンタルバイクに乗りたい!
事前準備は何が必要かな?
オススメのお店はある?
あと、台湾をバイクで走るときの注意点なんかも教えて欲しい!
僕は運転が好きで、外国に行くとよくレンタカーやレンタルバイクでツーリングします。
そうすることで移動時間も楽しくなりますし、ガイドブックには載っていないローカルな魅力も楽しむことができます。
今回は台湾の台北地方でバイクをレンタルして走った経験をもとに、バイクのレンタル方法、交通事情などを解説します。
なお、台北をレンタルバイクで走った感想としては、走りやすくて自然が気持ちよくて最高でした。
次台湾に行ったときは、グルメはそっちのけで、またバイクをレンタルして台湾を一周してみたいなとも思うくらいです。
この記事を見れば、台湾でバイクをレンタルする方法や交通情報等が理解できて不安も解消されるはずです。
動画は、実際に走った様子です。参考にしてみてください。
【写真あり・実体験】台湾の台北でバイクをレンタルする方法
台湾でバイクをレンタルする方法を解説していきます。
- レンタルするオススメのお店
- 日本で準備していくもの
僕がバイクをレンタルしたお店を紹介(予約不要)
僕は全好車業というお店でレンタルしました。
料金:125cc 1日400台湾ドル(1400円程度)
デポジット1200台湾ドル(4000円程度)
詳しい料金設定は記載がないので、長期間借りるときは交渉次第で安くできるかもしれません。
湾の北のエリアしか行っちゃダメだよと言われたので、台湾一周旅には使用不可。
後述の僕が実際に走ったエリアはオーケーだと確認をとりました。
バイクのレンタルをやっているお店は複数ありますが、このお店がオススメです。
- 立地がいい
- サービスがいい
- 価格が安い
立地がとてもいい
台北旅行の起点となる台北駅(台北車站)から歩いて行ける距離にあります。
僕は台北駅の周りに1泊して、次の日に朝一番の10:00にお店に行ってバイクを借りました。
サービスもとてもいい
以下のサービスがあって、大満足です。
- スマホホルダーを無料で貸してくれる
- 雨合羽も無料レンタル可能
- 荷物の預かり可能
- 英語も多少話せる
特に、スマホホルダーを無料で貸してくれることがとても助かりました。
地図を見ながらバイクで走れますね。
他のお店と比較して安い
レンタル料は一番安い125ccのバイクで1日400台湾ドル(1400円程度)+デポジット1200台湾ドル(4000円程度)です。
台北にレンタル料の平均は1日500台湾ドル(1800円程度)なので、このお店は安いと言えるでしょう。
当然ですが、デポジットはバイクを返却した時に返してもらえます。
クレジットカードはPayPalに登録していないと使えないので注意!
自分は登録していなかったから現金で支払ったよ。
レンタルから返却までの流れ
これがお店の外観です。
中に入って店員さんに話しかけましょう。
バイクをレンタルしたい旨を伝えると、まず交通ルールや料金の説明をしてくれます。
次にバイクを壊したら弁償するよなどの内容の契約書にサインします。この契約書は電子化されていて、サインはiPad上の電子署名です。
署名した契約書はあとでLINEで送ってもらえます。
次にバイクを選びます。
一番小さい125ccで十分かと思いますが、いろんなバイクがあるので好きなのを選んでください。
お願いすればキャリアボックスやGoProホルダ、スマホホルダを無料でつけてくれます。
ヘルメットも自分で選べます。消毒用のアルコールが置いてあるので衛生面も安心です。
大きい荷物を持っている方は預けましょう。鍵付きの部屋に保管しておいてくれます。
最後に料金を払ってレンタル完了。順番は多少前後するかもしれませんが、流れはこんな感じです。
返却するときは、お店にバイクを横付けしてヘルメットや鍵を返します。
預かってもらっていた荷物とデポジットを受け取って完了です。
日本で準備していくもの一覧
必須なものはパスポート、日本で有効な普通二輪の免許、中国語翻訳した免許証、保険。
あるといいものは長袖長ズボン、雨合羽・ビーチサンダルです。以下で解説します。
台湾は国際免許が通用しない国だから注意して!
代わりに中国語翻訳した免許証が必要だよ。
必須なもの
- パスポート
これは言うまでもなく必須です。出入国するときだけじゃなくて、バイクを借りるときにも必要です。
身分証明のためにコピーを取られます。
ただ、後述する僕がバイクをレンタルしたお店では確認はありませんでした。
しかし、他のお店ではコピーが必要な可能性が大なので必須の項目に記載しておきます。 - 日本で有効な普通二輪の免許
台湾には50ccのバイクはありません。小さくても125ccです。
なので、台湾でバイクに乗るならば普通二輪の免許がいるんです。日本で普通二輪免許を取得してから台湾にいきましょう。
バイクをレンタルするときも提示を求められるので、携帯する必要あり。
提示を求めるのが普通だけど、免許の確認をしないところも多いよ。
僕がバイクを借りたお店も確認なし!
- 中国語翻訳した免許証
台湾では国際免許が通用しないので、中国語翻訳した免許を用意する必要があります。難しそうですがやり方はとても簡単で、JAFにお願いするだけです。
JAFの窓口で申し込む方法と郵送でやり取りする方法があるので、それぞれやり方を解説していきます。
窓口で申し込む
持ち物は運転免許証と発行料金3,394円です。各都道府県にあるJAFの翻訳文窓口へ行きます。
窓口にある申込書に必要事項を記入して、申し込むだけです。場所にもよりますが、即日発行してくれる場所もあります。
郵送で申し込む
用意するものは申込書、運転免許証表裏のカラーコピー、発行料金3,394円+返送料500円=3,894円です。なお、複数の免許を翻訳依頼し同一住所に翻訳文を送付する場合、3通以上は返送料が600円になります。
必要事項を記入した申込書、免許のコピーとお金の3点を現金書留でJAFの翻訳文窓口へ郵送します。現金書留は郵便局で専用の袋を買って送ってください。
返送されるまで2週間程度かかるので、早めに申し込んでおきましょう。僕の場合、郵便局で発送したのち10日程度で家に届きました。 - 保険
念のために海外旅行保険に入りましょう。自分はエポスカードというクレジットカードの自動付帯の保険でまかなっています。
任意の物事リスト
- 長袖・長ズボン
日焼け対策をしましょう。イメージが薄いですが台湾は南国で、沖縄より南にあります。
結構日差しが強いですよ。 - 雨合羽・ビーチサンダル
台湾ではスコールが降ります。突然の雨に備えて雨合羽は持っておきましょう。
また、ビーチサンダルはいくら濡れても平気なのでとても便利です。現地の方もビーチサンダルでいる人は多いです。
僕の使っている雨合羽はこれ。聞いたことないメーカーですが、防水性は文句なし。ちょっとかさばる気もしますが、僕はもともと荷物が少ないので大丈夫。
僕が実際に台北をバイクで走ったルート
台北バイク旅で以下のルートを走りました。
Aのレンタルバイク屋(Dと同じ場所です)を11:00くらいに出発して、Bの猴硐(ホウトン)に13:00くらいに到着しました。
その後、猴硐を15:00くらいに出発して17時くらいにCのホテルに到着。
次の日、7:30くらいにホテルを出発して10:00くらいにDのレンタルバイク屋について、バイクを返却しました。
台湾の山、海、田舎の風景をしっかり見ることができて、とても満足できるルートでした。
Bの猴硐(ホウトン)近くの風景です。
日本と同じ、水と緑に恵まれた火山島であることが実感できます。
海沿いの風景です。これも日本と似たような風景ですが、やはり植物が南国のものであるため実際の雰囲気は全然違います。
日本では見られない写真のようなバイクも外国感を強めています。
レンタルできるバイクはこれじゃなくて日本でも見るようなスクーターだよ
Cのホテルから帰るときに山道にあった台湾の古い街並みです。日本とは全然違いますね。
こういう風景を見られるのもバイク旅の魅力です。
台湾でバイクに乗る時の交通事情等の注意点
台湾でバイクに乗る時の注意点として以下の点を説明していきます。
- 交通ルール
- ガソリンの種類や残量を確認する
- 交通マナーや交通事情
交通ルール
バイクで走る際に注意してほしい交通ルールをまとめていきます。
特段注意する交通標識は紹介しますが、もっと詳しく知りたい方はwikipediaをどうぞ。
- 右側通行
- 二段階左折
- 信号ごとのバイク停車エリア、バイクの走行レーンがある
- 速度違反に厳しく、オービスが多い
- バイクは高速道路と快速公路を走行できない
台湾は右側通行・左ハンドルの国
基本的には前の車両やバイクについていけば大丈夫なのですが、単独で走ることになったときは逆走に気をつけてください。
自分も気を抜いて少しだけ逆走してしまったよ。
前から車が迫ってきてようやく逆走に気がついた!
台湾は二段階左折が多い
左折したいときは、一旦右折して白い枠で示される「バイク待機エリア」で止まります。
そして、信号が青になったら直進します。このように二段階で左折をします。
信号ごとのバイク停車エリア、バイク走行レーンがある
赤信号で信号待ちになったら、自動車の間をすり抜けて先頭のバイク停車エリアで停車します。
無理にすり抜けて周りの車と接触しないように注意してください。
現地の方はすり抜けに慣れていますが、怖い場合はすり抜けないで待っておきましょう。
また、大きな道路にはバイク走行レーンがあります。
レーンがある道路では、出来るだけそレーン内を走行するようにしましょう。
速度違反に厳しく、オービスがそこら中にある
この標識があったらオービスがある印なので、単独で走る場合は速度に注意してください。
基本は前の車両についていけば大丈夫です。
高速道路・快速道路に進入できない
当然ですが、バイクは高速道路に侵入できません。
また、快速公路という道路は250cc以上のバイクしか走れません。
下道を走っていきましょう。
高速道路は花の形の白抜き、快速公路は赤の逆三角、一般公路は青の逆三角、一般道は白の四角のしるしで表されます。
主要な道路は青の逆三角と白の四角の道路だけを走れるということです。
ガソリンの種類と残量を確認する
日本のようにガソリン満タンで渡されることはありません。目的地にもよりますが、まずはガソリンを満タンにしましょう。
給油を忘れて大変だった話です→マレーシアの山でバイクがガス欠したので日本に帰れない覚悟をした
ガソリンの種類は98, 95, 92, 柴油があります。
日本風に書けばそれぞれハイオク、高級なレギュラー、普通のレギュラー、軽油です。
僕の乗ったバイクは95を入れればオーケーでしたが、自分のバイクに適合するガソリンは出発前に店員さんに確認を取ってください。
ハイオクや軽油であることはないと思うので、95を入れればまず間違えないでしょう。
台湾のガソリンスタンドはフルサービスとセルフがありますが、僕が入ったガソリンスタンドは全てフルサービスでした。フルサービスの方が簡単でいいでしょう。
- ガソリンスタンドに入ると店員さんに誘導されるので、指定されたレーンにいく
- 「Ninety five full, please」または「95、加満(ジョーウー、ジャーマン)」と言う。
92の場合は「Ninety two full, please」または「92、加満(ジョーアー、ジャーマン)」 - 次は給油口の蓋を開けて給油する
- 最後にお金を払って終了
ちなみにガソリンはリッター80円程度。安いですね。
交通マナーや交通事情
全員がお行儀よく運転しているわけではありません。交通の流れに乗ることを重視してください。
- 信号無視しているバイクがたまにいる
- 無理矢理抜かしてくる車がいる
- 黄色や赤色の点滅信号が多い
信号無視をして右折しているバイクがたまにいる
赤信号でも右折していい国はたまにありますが、台湾は違います。
自分はしっかり信号を守りましょう。
無理矢理追い抜いてくる車がいる
こちらはバイクなのであまりスピードは出ません。
速い車が来たら出来るだけ右に寄って、安全に追い抜いてもらいましょう。
信号のルールは日本と同じだが、黄色や赤色の点滅信号が多い
黄色は注意して進め、赤は一旦停止して安全を確認して進めです。
まとめ:台湾でツーリングを楽しもう【保険を忘れずに!】
いかがでしたか。バイクの借り方が分かりましたか?
僕は全好車業というお店でレンタルしました。
台湾の魅力は台北の夜市グルメだけではありません。ローカルな町や自然はバイクで走っていかないと体感できません。
ぜひ、思い切ってバイクに乗ってみてください。緊張しますが、案外簡単ですよ。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
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