【馬だらけ!でもない】尻屋崎で自然の中で生きる馬に会いに行こう

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寒立馬2 青森県
悩んでる人
悩んでる人

青森県で穴場な観光地を探しています。

下北半島の尻屋崎ってどうですか?

馬がいないとの話も聞くけど・・・。

実際に行った感想を教えて欲しいです。

こんな疑問に答えます。

この記事の内容

  1. 【青森県の穴場観光地】尻屋崎で自然の中で生きる馬に会いに行く!
  2. 尻屋崎に行く際のポイントと注意すること
  3. 尻屋崎と合わせていきたい下北半島の観光地

2019年のゴールデンウィークに青森県、下北半島にある尻屋崎に行ってきました。
詳しくは後述しますが、尻屋崎は寒立馬という馬が放牧されている場所で、動物園とは違い自然のままにのびのびと生きる様子が見られます。

メジャー観光地よりかは一歩下がったマイナー観光地なので、人が少なく超おすすめです。
動物や自然好きにはたまらない場所です。

今回は、尻屋崎とはどんなところなのか、尻屋崎に行く時のポイント、尻屋崎と同時に行きたい場所をまとめました。

尻屋崎で自然の中で生きる馬に会いに行く!

青森県の尻屋崎は穴場の観光地と言えるでしょう。
大自然の中に放牧されてのびのびと生きる馬に会いに行けます。

尻屋崎のベストシーズンは4〜6月あたりと、ちょうどGW。
なぜGWがベストシーズンかというと、ちょうど馬の出産時期なんです。

僕は会うことができませんでしたが、この時期に行くとお母さん・お父さんに寄り添う小さな子馬も見られるかも。

さて、尻屋崎とはどんなところかを私が実際に撮った写真と感想を交えてまとめていきます。

尻屋崎は自然に生きる馬が見られる場所です

尻屋崎は「自然に生きる馬が見られる素晴らしいところ」です。
海と空、そして緑と馬の対比がまるで映画かゲームの世界のよう。

具体的に言うと、尻屋崎は青森県下北半島の最東端にある岬です。

以下基本情報(2019年5月現在)です。

開場 4/1〜4/30 8:00〜15:45
5/1〜11/30 7:00〜16:45
冬季(12/1〜3/31)は閉鎖されています。
入場料 無料
灯台は200円
交通 むつ市よりバスで1時間(詳しく後述します)
問い合わせ先  東通村役場 0175-27-2111

なぜただの岬が観光地となっているのかというと、そこには「寒立馬(かんだちめ)」という馬が放牧されているんです。

寒立馬1

寒立馬は青森県の天然記念物に登録されていおり、足が短く胴が長い、ずんぐりした体型の馬です。「寒い中でもじっと立っている馬」という名前の由来の通り寒さに強く、餌が少なくても行きていけるため極寒の下北半島で農用馬として重宝されたということですね。
尻屋崎では現在60頭程度の寒立馬が放牧されています。

寒立馬2

サラブレッドのようにスラッとしたスタイルではないのですが、大きな体はとても迫力があります。
しかし、人間慣れしているのか、近づいてもなにも気にせずに草を食んでいます。
ちょっとくらい触っても大丈夫。怒ることなく触らせてくれます。

しかし、後ろから近づくのはやめましょう。視界の外から人間に近づかれると、恐怖と不安で逃げ出したり蹴られちゃうかもしれません。
あのたくましい馬に蹴られたらただではすみません。

寒立馬は、冬季以外は尻屋崎灯台付近の平地に放牧されています。
冬季(1/1〜3/31)はアタカという地区に放牧されています。

美しいがホラーな噂もある尻屋崎灯台

尻屋崎には白く美しい灯台があります、と聞いていたのですが、 私が行った2019年5月は残念ながら工事中でした。

工事中灯台

工事期間は2019年の7月末までを予定しており、その期間は立ち入りが禁止されています
灯台に登って太平洋や草原を一望したい方は、工事期間を避けて訪ねてみてください。
通常は4月下旬から11月上旬の9:00〜16:00、入場料200円で灯台に入れます。

この灯台は美しいその姿で日本の灯台50選にも選ばれておりますが、ホラーな面もあるんです。
第二次世界大戦中に機銃掃射を受け、勤務していた方がひとり亡くなっています。しかし、破壊された灯台が光を放っているという目撃情報が相次ぎました。亡くなった方の霊が灯台を光らせているという噂も・・・。
灯台には銃撃の跡が残っているようですが、工事が終わった後まで残っているかは分からないです。さすがに綺麗にしてしまうかもしれませんね。

工事も終わったようで、もう綺麗な灯台が見られますね。

尻屋崎へのアクセス方法

尻屋崎へのアクセス方法は、むつ市から出るバスまたは自動車です。バスだと結構遠い上に本数も少ないので自動車で行くのをオススメします。

むつ市からバスで尻屋崎まで行く

むつバスターミナル→尻屋→尻屋崎 約1時間 片道1,310円 1日5本のみ
冬季は尻屋→尻屋崎間のバスは運行しておりません。
尻屋から冬季放牧地アタカまでは歩いて30分程度です。

詳しい時刻表は下北交通HPをご覧ください。

むつ市から車で行く

高速道路等はありません。むつ市からむつ尻屋崎線と東通村道尻屋灯台線を通って50分程度で到着します。

ゲート

このようなゲートをくぐり、しばらく進んでいくと灯台が見えます。その前あたりに駐車場があるのでそこに駐車しましょう。ちょうどおみやげ屋の前あたりです。

ゲートは料金を徴収する目的ではなく、馬を外に出さないようにするためのものです。
料金は無料なので安心してください。

尻屋崎に馬を見に行く際のポイントと注意点

  • 簡単な食堂とおみやげ屋があります
  • 風が強い日が多いです
  • 馬だらけ!というわけでもないです
  • 馬糞がそこら中に落ちています
  • 餌はあげてはいけません

簡単な食堂とおみやげ屋があります

お土産屋

小さな食堂とおみやげ屋があります。
何か名物があるわけではないので、お腹が減っていたら食べるくらいの気持ちでいいでしょう。
ちょっとしたお土産もあるので、寒立馬を応援する気持ちで買っていってもいいかもしれませんね。

風が強い日が多いです

尻屋崎は下北半島の北側にあり、津軽海峡に面しています。
風を遮るものが何もないので強風が吹きます。
帽子やスカートは避けたほうが無難でしょう。

管理人
管理人

実際、自分が行ったときは風速が10mを超えていたよ。

真正面を向いていられない!

台風レベル!

 馬だらけ!というわけでもないです

広い土地に60頭程度の馬が放牧されているので、どこを向いても馬!というわけでもないです。端から端まで探したわけではないのですが、主要な道路周りには10頭程度しかいませんでした。
しかし、どこかに放牧されていることは確かなので見つからないということはないはずです。

寒立馬4

私も最初は見つからずに色々探していたら、この日は海のそばに集まっているのを発見しました。一頭見つかると近くに何頭かいる可能性が高いようです。

ただ、twitterには馬がたくさんいたぞと言う報告も。正直、運かもしれませんね。

馬糞がそこら中に落ちています

仕方のないことですが、馬糞がそこら中に落ちています。足元に注意して歩きましょう。
ただ、強い風とひらけた場所のおかげか、嫌な匂いは全くしません。
普通の海辺の匂いと同じです。

餌をあげてはいけません

餌をあげるな!という決まりがあるわけではありませんが、餌をあげないようにしましょう。

馬たちは餌に困っているわけではありません。人間が与える食べ物ではなく自然のものを食べることは、馬たちの体にとっても良いことです。

また、人間が餌を与えて、人間=餌をもらえると解釈した馬が近寄ってくると危険です。馬たちの体重は600kgを超えています。
こんな馬たちが勢いよく近づいていたり、じゃれてきたりすると非常に危険です。
馬たちの家にお邪魔している気持ちで、邪魔をしないように鑑賞しましょう。

尻屋崎と合わせていきたい下北半島の観光地

  • 本州最北端の町、大間町
  • 世にも珍しいイカのレースが行われる、下風呂温泉郷
  • 日本三大霊場のひとつ、恐山

本州最北端の町、大間町

下北半島の北端は本州の最北端である大間町があります。
大間町はマグロの水揚げで非常に有名で、大間マグロというブランド名で販売されています。
皆さんも、マグロが何億円で落札された!とニュースで見たことがあるかもしれませんね。

8月〜1月あたりがマグロのシーズンです。シーズン外でもマグロは食べられますが、冷凍物しかありません。
どうせなら、冷凍ではない新鮮なものが食べたいですよね。

本州最北端の大間に行ったら、大間崎レストハウスで本州最北端到達証明書を発行してみてください。
本州四端踏破ラリーというものがあって、東西南北の到達証明書を集めて送ると記念品の箸とステッカーがもらえます。
ちなみに、最東端は岩手県宮古市の魹ヶ埼(とどがさき)、最西端は山口県下関市の毘沙ノ鼻(びしゃのはな)、最南端は和歌山県区下野町の潮岬(しおのみさき)です。
ぜひ、挑戦してみてください。

世にも珍しいイカのレースが行われる、下風呂温泉郷

下風呂温泉郷はマイナーですが、観光業に力を入れている温泉地と言えるでしょう。

冬季に行われる鮟鱇祭りも注目なのですが、面白いのが7月中旬から10月末まで行われる烏賊様レースです。これは一杯のイカを買い上げオーナーとなり、レースで競わせるというものです。

オーナーは順位に応じて金銀銅のスルメダルがもらえます。イカはその場で食べることもできます。とっても面白いイベントですね。

日本三大霊場のひとつ、恐山

下北半島には日本三大霊場のひとつ、恐山があります。5/1から10/31まで開山している恐山は、亡くなった方の霊を降ろすイタコで有名ですね。
ゴールデンウィークにはイタコはいませんが、お盆の時期になると恐山にくるようです。

恐山

恐山は霊場というだけあって怖いイメージですが、世界の果てのような景観が面白い観光地として確立されています。
観光バスも出ていますし、おみやげ屋もありますよ。

ちなみに、日本三大霊場のあとふたつは京都、滋賀の比叡山と和歌山県の高野山です。

最後に

いかがでしたか。
下北半島の尻屋崎のことがわかりましたか。

私はゴールデンウィークに行きましたが、車は余裕で停められませんでしたし、渋滞も全くありませんでした。なのに、綺麗な景色とかっこいい馬がみられて、とても満足度の高い観光地です。

意外と見る場所が多い下北半島、事前知識を入れて十分に満喫してください。

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